エメラルドは、アクアマリンやベリル（緑柱石）に属しているパワーストーン。
ベリル（緑柱石）の中でも緑色をしたものをエメラルドといい、色はクロムの発色による作用。
化学組成式： Be3Al2Si6O12 アルミニウム・ベリリウム・珪酸塩
色： エメラルドグリーン、緑、イエローイッシュまたはブルーイッシュグリーン
透明度： 透明から不透明
条痕色： ホワイト
屈折率： 1.577〜1.583
モース硬度： ７,5〜８
複屈折： .00６
比重： 2.72
分散度： 0.014
結晶系 ： 六方晶系（三方晶系）、六角柱状、多角柱状
エメラルドは、マグマの上昇による変成作用で生成されているので、鉱床は主にペグマタイト岩脈の付近である。
エメラルドの母岩は、黒雲母岩石や炭素まじりの黒い石灰岩、灰色をした石灰岩、灰黒色の頁岩（げつがん）である。
。
エメラルドは、コロンビア産が有名で、コロンビアのボゴタの北西１００ｋｍにあるムゾー鉱山が有名です。インカ帝国によって採掘され、ムゾー鉱山は一時放棄されていたが17世紀に再発見された。
また、エメラルドを産出するチボール鉱山は、ボゴタの北東の標高２３００ｍの丘陵地帯にあり、ここもインカによって採掘され、スペイン人が集約的な採掘を進め1675年に閉山になっていたが、今世紀にかわるころ再発掘された。
エメラルドは、透明で、ガラス光沢をもち、へき開は不明瞭で、断口は貝殻状や不平坦状