ロードクロサイト（インカローズ）のプロフィール
化学組成式： MnCO3
色： ピンク、ホワイト、イエロー、グレーの層
透明度： 不透明から半透明
条痕色： ホワイト
屈折率： 1.597 〜1.817
モース硬度： 3.5 〜4.5
複屈折： .220
比重： 3.45〜3.7
分散度： なし
結晶系 ： 六方晶系（三方晶系）、塊状、長めの集合体、まれに菱面体
ロードクロサイト（インカローズ）の鉱物学的データ
インカローズといわれているパワーストーンの本名はロードクロサイトという。
また、菱マンガン鉱ともいわれる。
ロードクロサイト（インカローズ）は、炭酸鉱物のひとつで、カルサイト（方解石）とは類質同像です。
インカローズは、局部的に濃集して炭酸マンガン鉱として利用される。
ロードクロサイト（インカローズ）のデーター
インカローズは、ガラス光沢か真珠光沢をもち、へき開は菱面体（三方向）に完全で断口は不平坦状です。
インカローズは、アルゼンチンのメンドーサの東２３０kmに位置するサン・ルイの近くに最も重要な産地があり、13世紀に廃坑になったインカ帝国の銀鉱脈内で石荀（地下の空洞内で鍾乳石のようにせいちょうしたもの）の状態で産出される。
アルゼンチンにはその他の産出地があり、アメリカのコロラドにもインカローズの産出地がある。